※推定 巻数・復刊回数・掲載誌などからの参考推定値です(実測ではありません)
作品概要
『ミモザ館でつかまえて』(ミモザやかたでつかまえて)は、大島弓子による日本の漫画作品、およびそれを中心とした作品集。表題作は『週刊マーガレット』(集英社)1973年12号に掲載された。
あらすじ
園部春子がその豪邸の下宿人募集の張り紙を見たのは、既に寄宿する下宿を決めた後であった。自分と同年齢だろうと語る若い男の家主に不信感を抱くが、家賃一万円、食費ゼロなどの好条件に心を奪われた彼女は、当主と食事を2人分用意すれば良い、互いのプライバシーさえ侵害しなければ良いというルールさえ守れば良いと、その館の下宿賃貸の契約をしてしまう。 翌朝、勤務先である男子高校へ出勤すると、校長より1時間目を遅刻していると告げられる。館の時計の針がすべて同じ位置をさしてずらされていたことに驚く春子であったが、休み時間に慌てて担任する組の出席をとる。その直後、米戸という同僚から唯一の欠席者である草下亜麗が毎日2時間目からしか登校しない問題児であると教えられ、覚悟して授業に臨むが、実は、亜麗こそ春子の新下宿先の当主なのであった。授業後、無理やり亜麗たちに音楽室でロックを聞かされ、春子は思わず亜麗に平手打ちを食らわせてしまう。 教え子と同じ下宿に暮らすことに問題を感じた春子は元の下宿に電話をするが、既に部屋は塞がっており、亜麗も春子から受け取った下宿代を使い果たしていた。すべてを秘密にしようという亜麗の提案を春子は受諾するしかなかった。次の日の朝、自分の時計の針を正確な時間に合わせておいた春子は亜麗を連れて登校する。 亜麗の同級生の近藤は突然亜麗がバンドの練習場に自宅を提供しなくなったどころか、練習に参加しようとしなくなったことに不満を抱く。彼は亜麗と春子の関係をも怪しみ、張り紙を出し、全校生徒の前で春子を無能と糾弾する。近藤の暴走に亜麗は立腹し、ショックを受ける春子に同情する。春子も亜麗の部屋の黄ばんだエアメールを見て、長いこと父親と連絡がとれていない寂しさを感じ、二人は互いに惹かれ合ってゆく。
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