※推定 巻数・復刊回数・掲載誌などからの参考推定値です(実測ではありません)
あらすじ
魔法の国〈ソーサランド〉。そこに生まれ育った者は、15歳の『成人の儀』を迎えてこれを受け入れると、ひとつだけ自らの適正に沿った魔法を使えるようになる。だが、この国の姫君であるラピスは王族として生まれたために「大人になった時のために」と厳しい教育(もともと朗らかでフリーダムな精神を持つラピス本人の主観による「厳しい」であるため、実はそれほどでもない)にさらされてきたことから、大人になる意味を見出すことができずにいた。これを憂慮した王妃サファイアは「自らの自覚が伴わないのに『成人の儀』を受けさせるわけにはいかない」と、自らの魔法でラピスの体の時間を戻して5歳児にしてしまう。子どもに戻った事を当初は大喜びしたラピスだったが、やがて子どもの体の不便さを痛感し悩む事となる。結果ラピスは「子供ではいられない事」を自覚し「あたしも大人になりたい!」と絶叫。その言葉とともに王妃の魔法が解除され、そしてラピスは魔法消去という偉大なる力を得る事となった。 しかし、自覚を芽生えさせて儀式を受け成人となり魔法を授かったからといって、実のところラピスのそれまでの人格が劇的に変わるわけではなかった。好奇心旺盛な割に勉強嫌いで気分屋で、時にトラブルメーカー、さらには事ある毎に魔法消去を暴発させる(魔法で生活を支えているソーサランドの人々にとってみれば、魔法消去の暴発は生活に直結するため、たまったものではない)という、でたとこまかせのプリンセスであるラピスの周りには、彼女のそのアクの強い性格から「類は友を呼ぶ」ように良しも悪しきもひっくるめ、強烈で個性的な面々が集結していく。ラピスは時に彼らと対立しあるいは慕われながらドタバタ騒動の日々を駆け抜けていく。 だが、ある日、ソーサランドに逗留していた予言者チャザムより、王家にとてつもない災いが降り注ぐことが忠告される。かつてソーサランドを開いた国祖が封印した大魔王タイガー・アイが復活するというのだ。突如、未曽有の危機に放り込まれたソーサランド。ラピスの魔法消去は、他ならぬ大魔王と対するために目覚めた力でもあった。復活した大魔王はラピスを狙うが、その身代わりとしてチャザムが犠牲となる。
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