※推定 巻数・復刊回数・掲載誌などからの参考推定値です(実測ではありません)
あらすじ
バレエという夢舞台の裏側の、少年少女達の厳しすぎる現実をえぐり出した物語である。六花は第1部完の時点で13歳の私立S中学2年生、第2部開始の時点で16歳になったばかりのS高校1年生という設定。 第1部 埼玉県に暮らす小学校5年生の篠原六花(ゆき)は、自宅でバレエ教室を営む母のもと、ひとつ上の姉・千花(ちか)とともにバレエを習う少女である。おっとりした性格の六花は、優秀で明確な意思を持ってプロバレリーナを目指す姉の千花と比べられながらも、ただ踊るのが好きでのんびりとバレエをやっていた。 夏休み明けの新学期。奇妙な転校生の須藤空美(くみ)が現れる。醜い外見からは想像もつかないが、彼女のアン・ドゥオールの足や180度に開く脚を見た六花には、彼女はバレエをやっているとしか思えなかった。その頃六花はバレエダンサーとしては致命的ともいえる自分の身体的欠陥を知らされる。一時はバレエを止める決意までしたが、千花や、やはりバレエをやっていた空美の踊る姿に刺激を受け、また講師の金子の優しい励ましもあり、再び踊りたいという気持ちを取り戻す。 千花とともにバレエコンクールに出場した六花は、空美もまた「須藤空」という名でそのコンクールに出場しているのを見つけて驚く。伯母・美智子の指導を受けている空美は、美智子に言われるがまま男子として出場したのだ。六花、千花、空美はそろって決戦に進み、千花が実質1位を獲得する。空美も千花と並んで優勝候補と噂されていたが、正体を知られて決戦の会場から逃げ出してしまったうえ、家族も夜逃げ同然に姿を消していた。 予選通過の実績が認められた六花は、千花も通っている東京の貝塚バレエ本部のエリートクラスに加わる。そのプロを目指す少年少女達の中から、千花はバレエ団本公演『くるみ割り人形』のクララ役に選ばれ華々しいデビューを飾る。しかし舞台上のアクシデントで重傷を負った千花は、手術を受け長いリハビリ生活に入ることになった。 中学に進んだ六花は学校のダンス部の活動などにも触発され、実家のバレエ教室の発表会では自作の演目を披露。その裏には、彼女のコリオグラファー(振付家)としての天分を見抜いた貝塚バレエの指導者・富樫の密かな後押しもあった。さらに富樫は、彼女の感受性の強さは今後の欠点にもなりかねないが、それ以上にたくさんの演目を踊らせたいと、六花を本公演のクララ役に抜擢する。
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