※推定 巻数・復刊回数・掲載誌などからの参考推定値です(実測ではありません)
作品概要
『零落』(れいらく)は、浅野いにおによる日本の漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2017年7号から同年16号まで連載された。
出典: Wikipedia「零落」 (CC BY-SA 4.0)
あらすじ
冬。深澤薫は書店の漫画売り場にて、話題作が平積みされたコーナーを眺めていた。その中に置かれた『さよならサンセット』(以下『さよサン』)は、深澤によって描かれた、8年にわたる長期連載作品だった。売り場では『さよサン』の最終巻のスペースはあまり広げられておらず、発行部数も以前より減らされる始末だった。深澤は仕事場へ向かう前に判子を取りに自宅へ戻り、妻で漫画編集者の町田のぞみが仕事場へと出かけるところに鉢合わせる。去り際にのぞみが深澤に進めた漫画は、書店の漫画売り場で、深澤の作品を追いやるようにスペースを広げていた漫画だった。夜に開かれた『さよサン』の連載終了をねぎらう打ち上げで、深澤は関係者へ向けて挨拶するが、多くの人はスマートフォンを操作し、まるで深澤の話に興味がないような態度であった。その後、深澤はアシスタントの富田奈央とともにタクシーで帰路につく。車内で深澤は自分はもう終わった作家なのだと自嘲するが、富田もまた深澤の話に耳を傾ける様子はなかった。富田が降り、深澤は帰宅を止めて新宿方面へ戻る。 深夜になり、深澤は風俗の案内所でデリヘル嬢を頼み、ラブホテルで待つ。現れたデリヘル嬢のゆんぼは、お世辞にも美人とは呼べない風貌の女性だった。ゆんぼは率直な態度で深澤をおだて、深澤のネガティブな発言にも明るく応える。翌日、深澤がウェブサイトでその女性のプロフィールを閲覧すると、現実の姿とは似つかぬものだった。 後日、深澤は友人の結婚式に出席する。その中で、深澤は大学時代の友人に子供は作らないのか問われる。深澤とのぞみは同じ職場で出会い、交際を経てのぞみから求婚したが、深澤の頭は漫画のことで埋め尽くされており、のぞみもまた、人気漫画家牧浦かりんを担当する編集者であり、仕事によって忙殺され、子供を作ることは話題にもならなかった。 深澤は、帰宅したのぞみがまた仕事場へ戻ると告げ、口を開けばどれも仕事に関わる内容であることに苛立ち、自身の話を聞いてほしい本音を伝えるが、のぞみの返答はあくまで仕事優先だった。のぞみが深澤に進めた漫画を、深澤は「くだらない」と評するが、その漫画の売上は『さよサン』よりも好調で、深澤は機嫌を沈める。ついに深澤は、のぞみとの共同生活を続けていく気力を失い、彼女に離婚を迫る。のぞみは拒否するが、翌日から深澤は仕事場として借りている部屋に移り、別居生活を開始する。
出典: Wikipedia「零落」 (CC BY-SA 4.0)
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